
格差議論の王道は何と言っても、やはり経済格差をめぐる議論です。 というわけで、まずは経済格差論を見ていきましょう。
経済格差議論の端緒となったのは、橘木俊昭京都大学教授が1998年に出版した『日本の経済格差』です。
この本のなかで、橘木教授はジニ係数という指標を用いて、1990年代以降、日本の経済格差が拡大傾向にあることを指摘しました。
ジニ係数は、社会の不平等度を測る統計指標で、1932年にイタリアの統計学者コッラド・ジニによって考案されました。係数の範囲は0から1で、係数の値が0に近いほど格差が少なく、1に近いほど格差が大きい状態であることを示します。
上の図は1972年から2002年までの日本のジニ係数の推移をまとめたものです。左が再分配前所得のジニ係数で、右が再分配後所得のジニ係数。
再分配後所得のジニ係数は、1981年の0.314から2002年の0.381にまで増加しています。特に1990年代以降、再分配前所得と再分配後所得、双方のジニ係数が増大傾向にあることが分かります。
このジニ係数の増加傾向を元に、橘木教授は日本社会に経済格差が拡大していることを指摘したのです。
経済格差議論の端緒となったのは、橘木俊昭京都大学教授が1998年に出版した『日本の経済格差』です。
この本のなかで、橘木教授はジニ係数という指標を用いて、1990年代以降、日本の経済格差が拡大傾向にあることを指摘しました。
ジニ係数は、社会の不平等度を測る統計指標で、1932年にイタリアの統計学者コッラド・ジニによって考案されました。係数の範囲は0から1で、係数の値が0に近いほど格差が少なく、1に近いほど格差が大きい状態であることを示します。
上の図は1972年から2002年までの日本のジニ係数の推移をまとめたものです。左が再分配前所得のジニ係数で、右が再分配後所得のジニ係数。
再分配後所得のジニ係数は、1981年の0.314から2002年の0.381にまで増加しています。特に1990年代以降、再分配前所得と再分配後所得、双方のジニ係数が増大傾向にあることが分かります。
このジニ係数の増加傾向を元に、橘木教授は日本社会に経済格差が拡大していることを指摘したのです。